香車は下段から

将棋のブログ。プロ棋戦、自戦記、戦型考察等々。

自戦記02 相掛かり

こんにちは

今日は王将戦第5局の二日目とNHK杯準々決勝第4局が放送されてます。

こちらについては、別にレポートしようと思ってます。

第72期王将戦 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

対局予定・結果 - NHK将棋 - NHK

 

友人と指した将棋を紹介したいと思います。

私が後手番で、以下後手番目線の局面図を示します。

 

初手から
▲7六歩    △8四歩    ▲2六歩    △3四歩

▲7八金    △8五歩 ▲2五歩    △3二金

▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △8六歩

▲同 歩    △同 飛    ▲2六飛 - 図(1)

横歩取りの将棋になりそうな局面でしたが、友人は横歩を取らずに2六飛と浮き飛車に構えて相掛かりの将棋になりました。あまり経験のない将棋です。

 

図(1)から

△2三歩    ▲5六飛    △6二銀 ▲9六歩    

△5二金    ▲3八銀    △4二玉    ▲7七桂    

△7四歩 ▲5八玉    △6四歩 - 図(2)    

図(1)から友人は飛車を5筋に回り桂馬も跳ねて中央を狙ってきました。こちらは玉金銀で5筋をケアしました。

 

図(2)から 

▲9七角    △8九飛成  ▲8八角

9七角はヒネリ飛車でみられる手筋で、その場合8八角から飛車を8筋に回られて良くないのですが、本局は形が異なるので気合で飛車を成りこみました。

 

図(3)から   

△7三銀 ▲7五歩    △8四銀    ▲7四歩

△6三金    ▲8二歩    △7五銀 ▲6八玉    

△7六歩 - 図(4)    

途中わたしの6三金は玉の守りから離れて良くなかったです。

一方友人の6八玉もかえって当たりがきつくなり良くなかったみたいです。

 

図(4)から

▲8一歩成  △7七歩成  ▲同 角    △同角成

▲同 金    △6五桂    ▲7八金    △7七角    

▲5八玉    △9九角成 ▲4八玉    △4四馬    

▲9一と    △5四香    ▲3六飛    △5七桂成

▲3九玉    △7七歩    ▲4六香    △3五馬    

▲7三歩成  △7八歩成 ▲6三と    △3三玉

以降攻め合いとなり、図(5)の玉早逃げで何とか残しているかなと思ってました。

6三金上がりが無ければもっと良かったと後悔してました。

 

図(5)から

▲5三と    △7九龍    ▲5四と    △2七金

▲5五角    △2四玉 - 図(6) ▲1六桂    △1四玉

まで後手勝ち

 

途中友人から5五角の王手に対して2四角-図(6)と上がって逃げたのは危なかったみたいです。以下の手順の通り、1五金から3五の馬を食いちぎって2七の金を抜く変化がありました。

△2四玉から

▲1五金 △同玉 ▲3五飛 △同歩 

▲1六歩 △2四玉 ▲2五歩 △3四玉 

▲4五角 - 変化図(A)

本譜は上記変化には進まず、何とか勝つことができました。

ミス・見落としのある反省点の多い将棋でした。

今回はこの辺りで失礼します。