こんにちは
ABEMA地域対抗戦の予選が進んでいますね。先日はチーム関東Bとチーム九州の対戦が放送され、フルセットの激戦の末チーム九州が勝利されました。大番狂わせと言ってもいいのではないでしょうか。チーム九州のトップバッター古賀悠聖五段が渡辺明九段、永瀬拓矢九段に連勝と大活躍を見せました。そこからチーム関東Bの永世名人の森内俊之九段が2番返し、 負けじとチーム九州佐々木大地七段が2連勝、後の無いチーム関東のラストバッター伊藤匠7段が連勝してフルセットに持ち込みましたが、最後はチーム九州の絶対エース佐藤天彦の完璧な四間飛車の指し回しに軍配が上がりました。非常に内容の濃い見応えのある対抗戦となりました。一人勝ちするのも良いですが、こういったシーソーゲームも盛り上がりますね。今週末の放送も楽しみです。
さて今回は、今週(2024/02/04~02/10)の注目対局を確認したいと思います。
02月11日(日)
NHK杯テレビ将棋トーナメント準々決勝第2局
八代弥七段 対 増田康宏七段
実力者同士の戦いです。前回トーナメントベスト4まで勝ち上がった八代七段と順位戦でA級入りにあと一歩のところまできている増田七段の一戦です。両者居飛車党同士でどちらかというと増田七段が鋭い攻め、八代七段がじっくりと指す受け将棋といった印象です。これまでの対戦成績は2勝2敗の五分で熱戦必至ですね。
八代弥|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
増田康宏|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
02月13日(火)
伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦挑戦者決定リーグ (shogi.or.jp)
羽生善治九段 対 西川和宏六段
いずれも挑決リーグの初戦となります。白組の羽生九段と西川六段は初対局なります。西川六段は関西所属の中堅棋士で振り飛車党です。初参加のリーグ戦でレジェンド相手にどのような指し回しを見せるか注目です。紅組の豊島九段は言わずと知れた実力者で王位の獲得経験もあります。昨年は振り飛車も数局指しており定跡最先端を追求するスタイルからのモデルチェンジを模索している印象です。対する佐々木七段は、昨年の王位挑戦者で棋聖戦とのダブル挑戦が話題になりましたね。対戦成績は豊島九段の5勝1敗と貫録を示していますが、昨年のリーグ戦では佐々木七段が勝たれて挑戦権への足掛かりとなっていました。本局先手番で佐々木七段得意の相掛かりに対する豊島九段の作戦に注目です。
羽生善治|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
西川和宏|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
豊島将之|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
佐々木大地|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
02月16日(金)
伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦挑戦者決定リーグ (shogi.or.jp)
佐藤天彦九段 対 藤本渚四段
紅組1回戦最後の一局です。昭和の大名人大山康晴永世名人を思わせるような重厚な振り飛車を駆使して高勝率を挙げている佐藤九段に対してデビュー以降8割を超える勝率で勝ちまくり確実にトップ棋士への階段を駆け上がっている藤本四段が対戦されます。面白そうな対局です。当然初手合いでどのような将棋になるのか予想が難しいです。対抗形の将棋で藤本四段が急戦・持久戦いずれを指向されるのか注目です。
佐藤天彦|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
藤本渚|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
叡王戦本戦準々決勝
第9期 叡王戦 | 株式会社不二家 (fujiya-peko.co.jp)
伊藤匠七段 対 斎藤明日斗五段
宮田利夫八段門下同士の対局となりました。実績でいうと伊藤七段が上回っていますが、鋭い攻め将棋が持ち味の斎藤五段としては兄弟子としての意地を見せたいところでしょう。対戦成績は2勝2敗で全くの五分です。相掛かり系の将棋になるのではとみています。
伊藤匠|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
斎藤明日斗|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
今週はこの他にも週末にABEMA地域対抗戦のチーム北海道東北対チーム関西Aの放送も予定されています。見逃せませんね。
今回は、この辺りで失礼します。
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