こんにちは
ABEMA地域対抗戦が始まりましたね。開幕局は羽生会長率いる関東Aと谷川永世名人率いる関西Aが対戦されました。結果は既報の通り関東Aが勝利、羽生会長の怒涛の4連勝が見られました。まさに圧巻の内容で、バリバリのA級棋士、振り飛車の大御所、棋界のレジェンドをなぎ倒してしまいました。これで前回のABEMAトーナメントから10連勝となり桁違いの強さを見せています。羽生九段が勝ちまくる将棋を観られるのは幸せです。これからのご活躍にも大注目です。
さて今回は、今週(2024/01/14~01/20)の注目対局を確認したいと思います。
01月20日(土)~21(日)
ALSOK杯王将戦第2局
土曜日から第2局が始まっています。菅井八段の石田流三間飛車+美濃囲いに対して藤井王将が穴熊で対抗しています。封じ手の局面では、藤井王将が局面をリードしているようでした。持ち時間8時間の長丁場、2日目の動向に注目ですね。
藤井聡太|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
菅井竜也|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
01月21日(日)
NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第7局
絶対王者の藤井NHK杯と関西の振り飛車党の大御所の久保九段が対戦されます。現在王将戦で振り飛車党の菅井八段の挑戦を受けている藤井NHK杯としては、振り飛車対策は万全な状態かもしれません。対戦成績は藤井NHK杯の4勝3敗とかなり拮抗しています。注目です。
藤井聡太|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
久保利明|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
岡田美術館杯女流名人戦第2局
岡田美術館杯女流名人戦中継サイト (shogi.or.jp)
西山朋佳女流名人 対 福間香奈女流四冠
福間女流四冠先勝で迎えた第2局は、島根県出雲市「出雲文化伝承館」で行われます。島根県と言えば福間女流四冠の出身地ですね。第1局は、福間女流四冠が居飛車を採用し危なげなく勝ち切ったといった印象でした。第2局も既に始まっており、福間女流四冠は本局もどちらかというと居飛車系の将棋を採用されています。意欲的な作戦に対して、西山女流名人が上手く対応できるか注目です。
西山朋佳|女流棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
福間香奈|女流棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
01月22日(月)
叡王戦本戦1回戦
第9期 叡王戦 | 株式会社不二家 (fujiya-peko.co.jp)
羽生善治九段 対 斎藤明日斗五段
棋界のレジェンドに関東の若手精鋭が挑みます。斎藤五段と言うとヒネリ飛車等の華やかで激しい将棋を好む印象があります。対戦はこれまで3局あり、羽生九段が3勝と貫録を示されています。斎藤五段得意の相掛かり形の将棋に対して、羽生九段が真っ向勝負を挑む展開になると面白そうですね。
羽生善治|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
斎藤明日斗|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
01月23日(火)
叡王戦本戦1回戦
第9期 叡王戦 | 株式会社不二家 (fujiya-peko.co.jp)
A級棋士で振り飛車等へのモデルチェンジを果たした佐藤九段と、数年前に拠点を関西に移し八段にも昇段され充実著しい村山八段の対戦となりました。同世代で互いの棋風等は熟知していると思われます。双方手厚い将棋を好むので熱戦になりやすのではと想像します。対戦成績は、佐藤九段の5勝2敗で全て相居飛車の将棋でした。本局対抗形の将棋になることが予想され、どのような将棋になるのか注目です。
佐藤天彦|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
村山慈明|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
01月25日(木)
叡王戦本戦1回戦
第9期 叡王戦 | 株式会社不二家 (fujiya-peko.co.jp)
幼いころから互いに切磋琢磨して今では双方A級棋士となった永瀬九段と佐々木八段の対戦です。実績では永瀬九段が上を行っていますが、天才肌の佐々木八段の将棋も華がありますね。対戦成績は、永瀬九段が5勝2敗とリードしていますが、直近の王将戦リーグでは佐々木八段が勝利されています。作戦的には後手番となった方次第で、研究勝負を挑むか力戦の力勝負を挑むか予想が難しいですね。
永瀬拓矢|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
佐々木勇気|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
渡辺明九段 対 近藤誠也八段
阿久津主税八段 対 西田拓也五段
渡辺九段と近藤八段の勝者 対 阿久津八段と西田五段の勝者
久保利明九段 対 三枚堂達也七段
糸谷哲郎八段 対 井田明宏四段
久保九段と三枚堂七段の勝者 対 糸谷八段と井田四段の勝者
本戦残りの1回戦・2回戦が一気に行われ準決勝残り2枠が決まります。先週の対局で藤井竜王名人と永瀬九段が既に準決勝進出を決められています。持ち時間40分の早指し棋戦ですが、実績からすると渡辺九段、近藤八段、糸谷八段あたりが有力かなとも思いますが、実力者の西田五段や三枚堂七段あたりに勢いがつくと可能性も高くなるかもしれません。
渡辺明|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
近藤誠也|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
阿久津主税|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
西田拓也|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
久保利明|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
三枚堂達也|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
糸谷哲郎|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
井田明宏|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
01月27日(土)~28(日)
ALSOK杯王将戦第3局
前週に第2局を行い今週末も両雄が激突します。注目の第3局は、島根県太田市「国民宿舎さんべ荘」にて行われます。各地への移動、他棋戦への準備を考えると菅井八段の方がスケジュール的にハードにみえます。短期間でどのような準備・修正をされるのか注目ですね。将棋は間違いなく対抗形になることでしょう。
藤井聡太|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
菅井竜也|棋士データベース|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
今週は、王将戦、叡王戦本戦、朝日杯等の重要な対局が続き目が離せませんね。大注目です。
今回は、この辺りで失礼します。
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