こんにちは
名人戦第3局がたった今終局しました。渡辺名人が1勝を返しました。中盤藤井竜王がリードしていましたが、終盤▲5九歩から最善手を連発して見事逆転で勝利されました。この勝利でタイトル戦の流れが変わるかもしれませんね。次局以降も大注目です。
今回は、今週(2023/05/14~05/20)の注目対局を確認したいと思います。
対局予定・結果、記録|日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
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5月14日(日)
NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第7局
木村一基九段 対 大橋貴洸七段
既に放送されており、先手番の木村九段が勝利されました。双方の持ち味が出た一局でした。詳しくは別にレポートをあげようと思っています。
5月16日(火)
女流王位戦第2局
伊藤女流四段先勝で迎えた第2局が北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます。先手番の里見女流王位としては絶対負けられない一番でしょうか。戦形は里見女流王位得意の先手中飛車を予想します。
竜王戦4組ランキング戦決勝
第36期竜王戦 4組ランキング戦 (shogi.or.jp)
大石直嗣七段 対 本田奎五段
竜王戦決勝トーナメント進出をかけたランキング戦が佳境を迎えております。4組決勝戦は関西の実力者大石七段と関東の若手成長著しい本田五段の戦いです。勝った方のみが決勝トーナメントに進出できる大一番です。
竜王戦5組ランキング戦決勝
第36期竜王戦 5組ランキング戦 (shogi.or.jp)
服部慎一郎五段 対 伊藤匠五段
関西関東を代表する若手超有望株同士の一戦です。双方それぞれ2022年度、2021年度の新人王で、将来この組み合わせのタイトル戦があってもおかしくないとみています。大注目です。
5月17日(水)
竜王戦3組ランキング戦決勝
第36期竜王戦 3組ランキング戦 (shogi.or.jp)
羽生世代ベテラン実力者同士の対戦です。過去の対戦成績は、郷田九段の18勝16敗のほぼ五分です。相居飛車同士の戦いで、王道の将棋を指される郷田九段に対して戦術家の三浦九段がどのような作戦を用意しているか注目です。
5月18日(木)
竜王戦6組ランキング戦決勝
第36期竜王戦 6組ランキング戦 (shogi.or.jp)
出口若武六段 対 渡辺和史六段
6組もランキング決勝戦です。こちらも関西関東の若手有望株同士の対戦です。対戦はこれまで一局あり、渡辺六段が勝たれていました。相居飛車の力戦系の将棋を予想します。
藤井王位への挑戦権を争う大一番です。将棋界のレジェンドでタイトル99期の羽生九段に棋聖戦挑戦も決めて充実著しい佐々木七段の対戦です。どちらが勝っても大注目のタイトル戦になることは間違いありません。振り駒で羽生九段が先手なら角換わり、佐々木七段が先手なら相掛かりを予想します。双方深く序盤研究をされており、現代最先端の将棋が見られるのではと思います。
5月19日(金)
竜王戦1組4位出場者決定戦
第36期竜王戦 1組ランキング戦 (shogi.or.jp)
丸山忠久九段 対 松尾歩八段
こちらも大一番、勝った方が1組4位で決勝トーナメントに進出できます。丸山九段は名人2期、棋王1期の実績を持つ大棋士ですし、松尾八段も新人王を獲得し、順位戦も長くB級1組に在籍した実力者です。対戦成績は10勝10敗で全くの五分で、どちらが勝つか予想できません。
今週は、タイトル戦に向けた大一番が多く行われますね。目が離せません。
今回は、この辺りで失礼します。
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